それでは早速、インポートしたデータから伏図・軸組図を作成していきましょう!
JOBの設定をしよう!
まずはインポートしたデータをこれから取り扱う「JOB」として設定します。
1)基本画面から『JOB選択』にカーソルを合わせ『JOB名の設定』をクリック。
2)この画面が出てくるので、『作図するJOB名』、『選択』をクリック。
3)基本画面に戻るので、左上にJOB名があるのを確認しましょう。
いよいよ作図!
作図を始めます。ここでいう「作図」とは、電算で入力されている建物を、伏図や軸組図等の図面として、SIRCADに作図させることを言っています。分かりますでしょうか?
1)『作図』にカーソルを合わせ『自動作図』をクリック。
2)作図画面が出たら、『新規作成』をクリック。
3)『図名』を入力する。「伏図」、「軸組図」、「柱リスト」、「鉄骨詳細図」等。
4)『図面挿入』ボタンをダブルクリックする。
5)この中から『図面種類』を選択、クリックする。※ここでは『一般階伏』。
6)①『Z』で階数を入力。②『見上げ』『見下げ』を選択。③縮尺を入力。④『OK』をクリック。
7)ポインタに枠が連動するので、作図する位置をクリックして指定する。
8)指定した位置に作図されます。『OK』をクリックする。他階や他にも作図する場合は、『4)』の『図面挿入』をクリックから繰り返す。
以上がSIRCAD内で作図する手順です。他図面も同じ要領で作図していきます。
CADデータに変換しよう!
さあ、これで図面に必要な線が平面的になったので、次は必要なCADデータに変換していく作業です。
1)『構造図』→『出力』→『CAD変換』→『CADの種類』をクリックして、変換したいCADの種類を指定します。
2)設定画面が出るので、
①『参照』で変換データの保存場所を設定→②『文字倍率等の設定』で設定 →③『作図ファイル指定』をクリック。
↓JWCADの設定画面
↓AutoCADの設定画面
3)①変換する図を選択、②『指定終了』をクリックして、上図の設定画面に戻り、『変換』をクリックすると、変換されます。
4)指定したフォルダにデータがあるか、確認しましょう!
jwの場合は属性が『jwc』になり、普通には開けないので、これを『jww』と打ち直すと属性が変わり、普通に開けるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。SIRCAD内での作業のおおまかな流れとして
1.電算データをインポートする。
2.伏図、軸組図等をSIRCAD内で作図する。
3.しようするCADにデータを変換する。
でした。他レイヤーや文字の大きさ等様々な設定変更ができますが、まずは一回変換してみて、それから色々と修正をしていくのが良いかと思います。ここの操作説明についても上げたいと思っていますので、参考にしてもらえれば幸いです。
何かご意見等あれば、ご気軽にご連絡頂けると嬉しく思います。
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